久里浜というところ その②
2020年12月15日 (火)
久里浜というところ 続き
横須賀市立中央図書館にて
えーとキーワードは「蓼原古墳」所蔵データベースで検索。
当然、郷土資料書架にと思いきや、やはり書庫でした。
再び一階へ案内で所在確認表を出して、しばし待つこと5分。
この館では書庫から出てきた本は静かに置かれて検索者を待つシステム。
さっそく閲覧スペースへ。あらら、報告書じゃない。
お目当ては発掘の詳細が書いてある「報告書」なんだけど。
じゃあもう一冊。
あれれ、これも違うわ。
しかし、手掛かり発見。
蓼原古墳から出土した馬形埴輪の論考の巻末
引用・参考文献
1978.「蓼原ー新名地区埋蔵文化財調査報告(1)」
とあるではないですか。そうだ、数珠繋ぎに資料を見つけていく方法を思い出した。
大学の卒論を書くときに国立国会図書館でやったよな。
もう一度データベースへ「おお、あった」やっと巡り会えた。
ここまで小一時間かかった。186ページ図版67P 25cm。大物がヒット!
うわー全部コピーして帰りたい。しかし、お金も時間もなかったので
扉にされている男子弾琴埴輪のグラビアを写メした。
それがこれ
この本手に入れられないかなあ。まあ、ありかがわかったから再度コピーしに来よう。
目的を達成した。あれ、待てよもう一つ何か探さなくちゃいけなかったんじゃあない?
そうそう、あれだ。学校の武道館を作った時の発掘報告書だ。
八幡神社を調べていたときにこの周辺に八幡神社遺跡と呼ばれる古墳群があり、
その関連遺跡で学校の敷地の中から石棺墓(骨とともに)が出土していたのを写真付きで
見たのである。
2011年に発掘したようなので、2012年か13年に報告書ができているはずである。
比較的最近のものは書架にあるはずとふんで捜索開始。ありました。
「横須賀市文化財調査報告書第50集」
とりあえず、時間が迫っていたのでコピーだけして後でゆっくり読もう。
扉の写真だけはカラーコピーで撮っとこう。千円札しかなくて両替も面倒と思いきや
札の挿入口があるではないですか。ラッキー。
ということで、二つの遺跡の扉が開いたのでした。
しかし、距離からいってもこの二つの古墳は関連しているよね。
蓼原古墳は保存されているようので近いうちに行ってみようっと。
アルケロジー魂が復活です。
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