まんぼうひまなし

たまちょこと山本宏文の いま伝えたいこと。

ゴルフ、パチンコ、釣りに行っちゃう人たち

 現代病としての依存症


 自分は医者でも医学部で学んだわけでもなく。医療については素人だ。しかし、今回のコロナウイルス騒動でこの「依存症」について考えさせられる事例が非常に多く、問題提起としてこのテクストを起こしてみたい。

 一般にはギャンブル依存症や薬物依存症などと非社会的イメージが強いが、ここでは日常生活の中に紛れて隠れている「依存症」を考察していく。

 いきなり暴論であるが、趣味=依存症なのである。釣りが趣味、ライブに行くのが趣味、旅行に行くのが趣味、美味しいものを食べ歩くのが趣味、まあ生命維持に関係のない人間の行動は全て趣味といいても過言ではない。そして、現代資本主義社会では日々依存症強化が図られている。企業にとって、企業が繰り出す商品、サービスに対して消費者の依存度が高ければ高いほど利益が出る。コマーシャルは依存度を高めるための装置である。

 外出自粛と言っているのに我が家の前にある釣り船屋の駐車場は横浜ナンバーはもとより川口、大宮、野田、品川、多摩、千葉と他県ナンバーオンパレードでかつ満車である。釣りバカとはよく言ったもので、この方達は完全なる「釣り依存症」だ。
  

 正常性バイアス


 依存症の人に共通する心理が「正常性バイアス」と呼ばれるものだと私は考えている。人命が失われてしまうような危機的状況に置かれると、イロイロに理由をつけて日常生活を継続してしまう心理状態をこのようにいうらしい。東日本大震災での津波による被害を拡大したともいわれているほど、自分達にとって厄介な心理状態である。

「なんでこんな時に他県までパチンコをしにくるんですか?」と尋ねると「ここにくると落ち着く」だの「ストレス解消」だの「いつものことだから」って言うに決まってます。依存症で強正常性バイアスの人だから。インタビュアーにはこう言って欲しい、あなたの言っている事は、正常性バイアスが強くかかっているから、災害時に犠牲者になる確率が高いです。命とパチンコとどっちが大切ですか?ぐらいの事を言ってやめさせないとテレビで見ている予備軍に言い訳を与えてしまいかねない。そうだよね「俺も明日行っちゃおう」って。

 そして、この種の人間は新型コロナウイルスの大好物なのです。病院以外でクラスター感染が発生した場所はこの依存症の人たちがあつまる場所です。同好の士ですから集まるんです。
 
 まあ、毎日毎日、資本主義の構造の中で依存症が強化されている日本人には、もう我慢なんてできないのでしょう。自分に都合のいい言い訳を作って毎日人口の3割以上の人がこの正常性バイアスきかせて移動すれば感染収束は長引くでしょう。日本はそういう国なのです。というか重商主義政策をとる国家の宿痾みたいなもんですから。

 

 投げやりで終わってしまいました。現在の私の知見ではこれが精一杯です。続きが書けるようにもっと勉強します。

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